ホワイトニングで歯が白くなるのはなぜ?
2015年4月29日
近年、ホワイトニングがますます人気を高めてきています。最近では歯科医院だけでなく、エステサロンでのホワイトニングやセルフホワイトニング、というものも出てきているようです。
どれも歯を白くする効果があるようですが、通常、歯科で使用する薬剤は医薬品であり、他で使用するものとは違う物で、その効果にも大きな違いがあります。
歯科医院で使用するホワイトニング剤は主に、歯科医院で行うオフィスホワイトニングに関しては過酸化水素、歯科医師の管理のもとで家庭で行うホームホワイトニングは過酸化尿素を用いることがほとんどです。
これらの薬剤が歯を白くするメカニズムは次の通りです。
1.エナメル質の色素を無色透明にする
過酸化水素や過酸化尿素は酸素と水に分解されますが、この時に発生する酸素が歯の表層のエナメル質の中の色素を無色透明にします。
2.エナメル質の構造を変化させるマスキング効果
過酸化水素や過酸化尿素はエナメル質の表面の構造をすりガラスのように変化させ、内部にある黄色っぽい象牙質の色を見えにくくします。このマスキング効果により、象牙質の色が見えにくくなるため、歯が白っぽく見えるようになります。
このようにして、歯を白く見せることが可能となるわけですが、毎日の食事によって、また白さは失われてきます。そのため、白さを維持するためには定期的なメインテナンスが必要となってきます。
一壺歯科医院
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