歯の神経を取るデメリット
2014年12月6日
虫歯が進むと、いずれは神経に感染を起こし炎症を起こします。そうするとしみたり強い痛みを出すようになります。虫歯は他の多くの病気と違って自然治癒することはありません。
虫歯があっても「痛みが出たら歯医者に行こう」と思っている方がいらっしゃいますが、歯が痛みを出している場合というのは既に中の神経が感染、炎症を起こしている場合がほとんどです。
虫歯を取ったからと言って症状が治まる可能性は低く、たいていは神経を取る治療をしなければならなくなります。神経を取れば強い痛みはたいていなくなりますが、果たしてそれで解決したと言えるでしょうか?
神経を取ることのデメリットを皆様はご存知でしょうか?
以下にデメリットを挙げます。
・神経と一緒に血管も取るので歯に栄養が行きわたらなくなる為、歯がもろくなり結果的に歯が折れたり欠けたりしやすくなるので、歯の寿命が短くなる。
・神経がなくなるので、その後その歯にばい菌が入っても感知できなくなってしまうため、大きな虫歯ができても全く気付かない。
・歯の色がグレーや茶色っぽく変色してしまう。
・神経の治療をした後、数年後に感染により痛みを出すことがある。
・治療期間が長くなってしまいその分費用もかかる。
虫歯は軽いうちはほとんど症状を出しません。ということは自分で気がつかないうちに進行していることもあるということです。虫歯は決して自然治癒はしませんので、定期的に検診を受け早期発見・早期治療することが無用なトラブルを避け、歯を長持ちすることにつながります。
当医院では3カ月に一度の定期検診をお勧めしております。
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