根幹治療の重要ポイント
2020年1月4日
根幹治療は歯の根にまで感染した細菌を殺菌消毒して、炎症を抑える治療です。
つまり、歯の根の中の細菌を根絶してしまうことが重要になります。
もし、この点が疎かになってしまうと、歯髄(歯の中の神経や血管)をどれだけきれいに除去したとしても、再発して歯を失いかねない状況になってしまうでしょう。
歯の中を清掃するための穴はできる限り小さい方が歯の寿命にとっては良いことです。しかし、上記の理由からどうしても大きめになってしまうことがあります。
それでも、しっかりと殺菌消毒してピッタリとしたクラウンで穴を防いでしまえば、再発することはありません。
極端な話、完全に細菌を根絶させることができれば、歯髄をすべて除去しなくてもかまいません。
むしろその方が、栄養補給や異常へ気付きやすいなど有利なこともあります。
ただし、治療中に唾液が流れこむことによる再感染を防ぎつつ、ミクロン単位の治療をできる限り迅速におこなうことは容易ではありません。
その実現のために、歯科医は日々の鍛錬を怠らず、最新機器も駆使して治療をおこなうわけです。
他院で根幹治療を実施した歯でも、少しでもご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
http://www.icco-d.com