インプラントを選択する理由
2019年12月29日
失われた歯の代わりに、顎の骨に埋め込んだ人工歯根(インプラント)に人工歯を設置するのが、インプラント治療です。
インプラント治療は確かに、入れ歯やブリッジに比べると、審美的、機能的に優れています。
しかし、だからといって安易に選んで良い治療ではありません。
なぜなら、インプラント治療は抜歯しなければ行えない治療だからです。
抜歯しなければいけない状態というのは、自分の歯を守ることができなくなった状態ですので、最後の手段と言えるでしょう。
そんな最後の手段であるインプラント治療ですから安易に選択して良いはずがありません。
インプラント治療を選択する前に、今ある歯を残すことができないか、具体的には根幹治療などのより高度な治療を行って歯を救うことができないかを確認すべきでしょう。
インプラント治療をすれば、確かに病巣を一掃できますので、 歯科医師からすれば安心できるかもしれません(もちろん、インプラント治療そのものは高度な治療ですので、その点では比べられるものではありませんが)。
しかし、まだ歯を助けられる可能性が残っているのであれば、その可能性を捨てるべきではないでしょう。
歯科医からは患者様にそんな状況を説明し、相談させていただきます。
きちんと確認し、その上で検討するようにしましょう。
虫歯や歯周病など、お口のトラブルでご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
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