妊娠と歯周病
2019年7月6日
妊娠すると歯周病になりやすいと言われています。
この話はただの都市伝説のように語られることもありますが、事実です。妊娠すると、実際に歯肉炎になりやすくなり、そのまま放置することで、歯周病になってしまうのです。
これは、妊娠することで分泌量が増加する女性ホルモンが関わっていると言われており、歯周病原因菌の一部は、女性ホルモンによって増殖が促されると言われています。
また、女性ホルモンの中には、炎症を促す物質に変化するものもあり、妊娠中に歯肉炎が起こる、「妊娠中歯肉炎」が起こりやすくなるのです。
ただし、歯周病菌の増殖が促進されたとしても、そもそもほとんど存在しなければ、発症することもなく、発症しても軽傷で済みます。そのためには、日々の歯みがきをきちんと行うことが重要です。
歯周病発症者の早期低体重児出産の確率は7倍から8倍になると言われていますので、妊娠中のプラークコントロールは意識的に行う必要があるでしょう。
妊娠が発覚したら、ぜひ歯科医へ相談して、正しい歯みがきの仕方を指導してもらうようにしてください。
当院では、噛み合わせの治療の他、歯周病治療も行っております。
ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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