乳歯の虫歯の特徴
2019年2月5日
子どもの歯である「乳歯」は、「永久歯」よりも虫歯になりやすく、進行しやすいと言われています。
今日は、「乳歯の虫歯の特徴」について解説します。
虫歯は、歯に付着している歯垢(しこう)中のミュータンス菌が原因です。
ミュータンス菌が糖を栄養にして、酸を産生し、歯質を溶かします。
乳歯は、永久歯と比較して、歯質がやわらかく、一番表面の層であるエナメル質が薄いという特徴があります。
そのため、虫歯が発生しやすく、進行しやすくなります。
エナメル質が薄いので、あっという間にその下の象牙質・さらに下の歯髄にまで、虫歯が到達してしまいます。
半年も経たないうちに、虫歯が歯の神経にまで到達してしまう事があるので、注意が必要です。
乳歯は、いずれ永久歯に生え変わる歯です。
しかし、だからと言って虫歯にしても良いわけではありません。
乳歯の虫歯は、噛む・発音するなどのお口の機能の発達に悪影響をもたらします。
また、永久歯との交換がスムーズにいかなくなる事があり、永久歯の歯並びにも悪影響があります。
乳歯を虫歯にしないためには、とにかく早めに発見し、早めに対処をする事、日頃から虫歯予防をする事が大切です。
乳歯の虫歯は進行しやすいので、3〜4ヶ月に1度ほどのペースで定期検診を受けるようにするのがおすすめです。
当院では、小児歯科診療を行っております。お子さまのお口の事でご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。
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