予防歯科治療の基本
2018年11月7日
いままでの歯科治療は、症状が出てから(痛くなったら)患者様が来院されて、虫歯の治療をする、という流れで行われてきました。
しかし、ただ虫歯を治療するだけでは、虫歯の根本的な原因は改善されません。
虫歯の原因が改善されなければ、虫歯が繰り返し発症し、最終的には歯を失ってしまうでしょう。
そこで、現在、歯科治療に対する考え方が少しずつ変わってきており、虫歯になる前に虫歯の原因を除去する予防歯科治療の比重が上がってきています。
予防歯科治療は、虫歯になる前に虫歯の原因を取り除き、虫歯になるリスクを抑えて、歯を失わないようにする方法です。
予防歯科治療は、まず口内の状況(歯周ポケットの有無や深さ、口内細菌の分布など)を調べ、口内のプラークや歯石などをクリーニングします。そして、フッ素などを塗布して、虫歯の予防効果を高めるのです。
しかし、これらの処置よりも重要なのが、患者様の日々のオーラルケア(歯磨きなど)の状況です。そのため、多くの歯科医では、オーラルケアの状況確認と歯磨き指導に時間をかけています。
月に1度や2度、来院されて口内をきれいにしても、日々の歯磨きが疎かになっていては、その効果もありません。
予防歯科治療の基本は、患者様の日々のオーラルケアなのです。
最近、歯医者に行っていないという方は、改めて、オーラルケアのチェックと指導を受けることをおすすめします。
当院では、一般歯科治療の他、予防歯科治療も行っております。お気軽にご相談ください。
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