インプラントと歯周病
2018年9月11日
インプラントは、あごの骨に人工の歯根を埋め込む外科手術です。
そのため、治療方針の決定や検査など、事前の準備が欠かせません。
その中でも重要なのが、歯周病の検査と治療です。
もし、歯周病を治療することなくインプラント治療を行った場合、取り返しの付かない状態になるかもしれません。
なぜなら、インプラント治療で人工の歯根を埋め込むため、あごの骨と人工歯根の間には、必ず隙間ができます。そこが歯周病菌にとっては格好の住み処になるからです。
本来の歯根は、膜に包まれており、隙間ができる余地もないため、簡単にあごの骨にまで歯周病菌が到達することはありません。
しかし、人工歯根ではそこまで完璧にはできませんので、歯周病菌が感染する余地が生まれてしまい、インプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎といった歯周病と同じ症状が簡単に発生するのです。
インプラントの周囲に歯周病菌が感染してしまうと、歯の根の奥にまで歯周病菌が到達した末期の歯周病と同じ状態になってしまいます。
つまり、最悪の場合はあごの骨が溶けてインプラントが抜け落ちることもあるのです。
そうなると、すべてが水の泡です。
そのため、インプラント治療の前には、歯周病の検査と治療が欠かせません。
当院では、インプラント治療、歯周病治療などの治療を行っております。
何かございましたら、お気軽にご相談ください。
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