口呼吸がお口や身体に及ぼす悪影響
2018年4月6日
気がついたらポカンと口が開いている。そんな方はいませんか?
無意識で口を開けている事が多い方、口の中が乾燥する方は、口呼吸が習慣になってしまっているかもしれません。
呼吸は「鼻呼吸」で行うのが正常な呼吸法です。ところが、風邪などをきっかけに「口呼吸」が習慣になってしまう事があります。
「口呼吸」は、お口の中や身体に様々な悪影響を及ぼします。
今日は「口呼吸」がお口や身体に及ぼす悪影響について解説していきたいと思います。
<お口の中に及ぼす悪影響>
・ 虫歯や歯周病のリスクが高くなる
口呼吸によりお口の中が乾燥すると、虫歯や歯周病の細菌は増殖し、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。
・ 口臭の原因になる
お口の乾燥により、お口の中の細菌が増殖すると、口臭が発生します。
・ 噛み合わせや歯並びに悪影響がある
口があいていると、口の周りの筋肉が衰え、歯並びや顔のバランスに悪影響を与えます。
口呼吸の習慣がつくと、舌で前歯を押しながら食べ物を飲み込む癖がつきやすい事もあり、噛み合わせがくずれ、出っ歯などの歯並びの乱れを引き起こします。
<身体に及ぼす悪影響>
・ 風邪を引きやすくなる
口呼吸をしていると、ウイルスや細菌がダイレクトに喉に届いてしまい、風邪を引きやすくなります。喉や呼吸器系の慢性疾患を持っている方は、特に注意が必要です。
・ 睡眠の質を下げる
寝ている間に、口呼吸をしていると、舌の位置が下がり、睡眠時無呼吸症候群につながるリスクがあります。
このように、口呼吸は虫歯や歯周病、口臭など、お口への悪影響の他、風邪を引きやすくなる、睡眠の質を下げるなど、全身へも悪影響が及びます。
口呼吸の習慣がある方は、鼻呼吸に戻していけるようにしましょう。
歯並びが影響している場合や、慢性的な鼻炎が影響している場合があります。
歯科医院や耳鼻科に相談していただくのが良いです。
当院では、一般歯科診療を行っております。
口呼吸の悩みなど、お口の中事でご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 http://www.icco-d.com/