虫歯予防で使われる「フッ素」
2018年3月28日
虫歯予防では、しばしば「フッ素」という言葉が聞かれます。
歯磨き粉のCMなどで、耳にした事がある人も多いのではないでしょうか。
「フッ素」虫歯から歯を守る働きのある物質です。
虫歯予防で使われる「フッ素」について詳しく紹介したいと思います。
<フッ素の働き>
・ 酸の産生を抑制
プラーク(歯垢)中の虫歯菌の働きを弱め、虫歯の原因となる酸の産生を抑制します。
・ 歯の再石灰化の促進
歯から溶け出したカルシウムやリンなどのミネラルを、再び歯質に取り込む作用(再石灰化)を促します。
・ 歯質の強化
歯の表面を、酸に溶けにくい構造に修復します。
このように、フッ素は虫歯予防に関する様々な働きをします。
フッ素は、自然界にも存在する安全な物質です。
適量をきちんと守れば、安全に使用する事ができます。
フッ素は、歯磨き粉等に含まれています。歯磨き粉の成分表には、「フッ素」という表示だけでなく、「モノフルオロリン酸」「フッ化物」というように表示されている場合もあります。
歯磨きでフッ素を使用後は、うがいは軽く1回ゆすぐ程度が望ましいです。ゆすぎ過ぎると、お口の中にとどまっているフッ素が全て流れ出てしまうためです。
乳歯や、生えたばかりの未成熟な永久歯に効果的です。もちろん大人の方、高齢の方もご使用いただけます。
当院では、予防歯科を行っております。ご不安な事がございましたらお気軽にご相談ください。 http://www.icco-d.com/0525preventive/