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インレーかクラウンか

2017年11月28日

インレーというのは、虫歯治療などで削った歯を補完するために詰める詰め物のことです。
以前は金属の詰め物が主流だったため、詰め物をした歯が目立ち、審美的にあまり良いものではありませんでした。
しかし、今ではセラミックを始め樹脂製のインレーも優秀なものが多く、着色することができるコンポジットレジンであれば、詰め物がまったく目立たないようにもできるようになっています。
また、治療後の歯を補完するのに使うものとしては、クラウン(冠)もあります。
これは、治療で削った箇所を補完するという意味では同じですが、インレーと違って歯全体の上に被せるものです。
歯に被せるものですので、元々の歯を大きく削って歯の形に合わせて作ったクラウンを被せます。その際、治療箇所以外の部分も削ってはめ込む必要がありますので、健康な歯を削ることに抵抗がある人もいるかもしれません。
インレーとクラウンは、同じ目的を持ったものですので、治療が進んでくると、このどちらかを選択しなければならない場合が良くあります。
その時に、なにをもって選択するべきかを説明しましょう。
インレーの利点は、手軽で短期間にキレイに仕上がるということです。治療後は、元の歯と変わらない程度まで補完することが可能です。
しかし、欠点もあり、削った箇所に詰めるだけですので、不意にとれることがあります。また、奥歯などの強い力がかかる歯の場合は、歯が割れてしまうリスクが高まります。奥歯が割れてしまうと、抜歯しなければならない可能性が高いですので、大きな欠点と言えるでしょう。特に、神経を抜いてしまった歯はもろくなりますので、あまりおすすめできません。
クラウンの利点は、歯を覆ってしまいますので、強度が高く、歯を保護するという点では優秀なことです。神経を抜いてしまった奥歯であっても、割れるリスクが低いと言えるでしょう。
ただし、クラウンは前述の通り、健康な歯を削る必要がありますので、患者様には負担になることでしょう。
どちらにするかは、歯科医師の治療方針もありますので、必ずどちらかの方が正しいというわけでもありません。
しかし、これらの利点と欠点を理解した上で、歯科医師ときちんと話し合い、納得した上で治療をしていきましょう。

予防歯科のPMTCとは?

2017年11月25日

予防歯科というのは、虫歯や歯周病の予防のための措置を行う歯科治療のことで、とても費用対効果の高いものです。
その中でも注目されているPMTCをご存じでしょうか?
PMTCというのは、「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、専用の器具を使って、歯をクリーニングする治療のことです。
PMTCでは、歯の隙間や歯と歯茎の間の歯周ポケットなどにたまっている、日々の歯磨きで取り切れていない汚れを、丁寧に取り除いて貰うことができます。
ただし、歯のクリーニングと聞いて、多くの方が思い浮かべる「歯石除去」ではなく、歯の表面にこびり付いた歯垢や、歯周ポケットにたまった細菌の塊を、徹底的に除去します。
そのため、治療中に痛みはまったくなく、むしろ、さっぱりと心地よいものです。まさに、口の中がリフレッシュできるといえるでしょう。
また、歯の表面を柔らかい器具で磨きますので、黄ばみなどの色素沈着も取り除かれ、歯がピカピカになります。
そのうえで、フッ素塗布も行ってもらえますので、虫歯にも強くなります。
もちろん、歯石がある場合はこれだけでは完璧ではありませんが、1度歯石を取り除いた後であれば、PMTCを定期的に行うことで、歯石もできず、健康的な口腔を維持することができます。
もちろん、口内が原因の口臭とは無縁のものとなるでしょう。
ぜひ1度、歯科医師にPMTCのことを相談してみることをおすすめします。

小児歯科に通う理由

2017年11月22日

小さい頃に歯医者に通うのは、「恐怖」というイメージを持つ親御さんは多いと思います。
そのため、我が子はできる限り歯医者の世話にならないように、甘いものを控えたり、歯磨きを徹底したりと、一生懸命に頑張っている人も多いことでしょう。
しかし、歯医者に行かないことで、虫歯を助長している可能性があることをご存じでしょうか?
小さいうちから、小児歯科へ通う方が良い場合もあるのです。
その理由を説明しましょう。
1. 乳歯は虫歯になりやすい
小さなこどもは、親と同じように歯磨きをしていたとしても、虫歯になりやすいものです。
なぜなら、乳歯のエナメル質(歯の外側で歯を守っている部分)が極めて薄く、虫歯菌の出す酸にすぐやられてしまうからです。
また、まだ自分で磨けない状態では、歯の間に残った食べかすなどを思うようにとることができません。そのため、親が一生懸命に磨いているつもりでも、食べかすが残ってしまいます。
2. こどもの歯は、毎月位置を変える
こどものあごや歯は、著しい速度で成長しています。
その動きはとても激しく、毎月歯の位置が違うほどです。
そのため、いざ小児歯科へ言っても、定期的に通っていなければ、歯科医がその動きを予測することができず、うまく、治療できない可能性があります。
3. あごの成長も正しくできる
小児歯科へ通うことで、上述したようなあごや歯の動きを把握し、そこから歯並びやあごの位置がどうなるか事前に予測することができます。
そのため、もし歯並びが悪くなりそうな気配があれば、早い段階から治療することができます。
なにより、小さいうちから「治療」ではなく「予防」で歯科医へ通うことで、無用な恐怖を生むことなく、いざというときに治療に専念することができるのです。

歯周病予防に有効な歯石除去

2017年11月19日

歯周病の原因は、歯周病菌が歯の隙間や歯と歯茎の隙間などで増殖することです。
そのため、歯周病の予防にもっとも重要なのが毎日の歯磨きになります。
正しい歯磨きを行って、歯周病菌のえさとなる食べかすなどや、歯の隙間などに潜む歯周病菌を洗い流すことが重要です。
しかし、歯科医や歯科助手などに指導を受けて歯磨きをしたとしても、もし歯石が溜まってしまっていると、歯周病は進行してしまいます。
歯周病菌が集まって歯にこびりついている歯垢なら歯ブラシでこそぎとることができますが、歯垢が固まって歯石となってしまうと、歯ブラシでは歯が立ちません。
そのため、正しい歯磨きを指導してもらうと共に、歯石の除去をしてもらうのは、歯周病予防にとても効果的です。
歯石を取る道具のことをスケーラーと呼びますが、歯科医や歯科助手はこの道具を使って、歯や歯茎を傷つけないよう、丁寧に歯石を取っていきます。
スケーラーは鋭い鈎になっていますので、ゆっくり丁寧に取らなければ、歯の表面や歯茎を傷つけてしまいますので、細心の注意が必要なのです。
このスケーラーは手軽に購入できますので、自分で歯石を取ることもできます。
しかし、上述のように、スケーラーは、歯や歯茎を傷つけやすく、その結果、歯周病を進行させたり、歯茎が膿んでしまったりしますので、細心の注意が必要です。
また、狭い隙間や細かな歯石の除去も、一般の人には難しいものです。
歯周病予防には、歯科医での歯磨き指導と歯石除去が、確実で安全な方法でしょう。

歯周病は歯磨きだけで治る?

2017年11月16日

歯周病になると、歯茎から血が出たり、歯がぐらぐらとしたり、酷くなると歯が抜けてしまうこともあります。
そんな歯周病は、歯磨きだけで治すことはできるのでしょうか?
もちろん、歯磨きだけで治ることはあります。
しかし、あくまでも「軽度の歯周病」で、かつ「歯石が付いていない」場合に、「正しい歯磨きを行う」という場合です。
歯がぐらぐらと揺れてしまうほどの歯周病の場合は、すでに歯の根にまで歯周病菌が感染しており、歯磨き程度では太刀打ちできません。
また、歯石が付いてしまっている場合は、その中で歯周病菌が増殖してしまいます。歯石は歯磨き程度では取ることはできませんので、歯科医に行くしかないでしょう。
しかし、そうでない軽度の歯周病であれば、歯磨きだけで治る場合があります。
そもそも、歯周病の原因は歯周病菌が歯の隙間や歯と歯茎の隙間に溜まって増殖することです。
そのため、毎食後の歯磨きで歯周病菌が増える原因となる食べかすなどをきれいに取り除き、歯周病菌を除去することで、歯周病の進行を止め、治癒する可能性があるわけです。
しかし、そのためには、正しい歯磨きを行い、食べ残しや歯垢(歯周病菌の塊)を取り除けるようになっておく必要があります。
ただし、本当に正しい歯磨きの方法は、歯科医でなければ教えてもらえないでしょう。
そのため、ぜひ歯周病になる前に歯科医で正しい歯磨きの方法を学んでおくことをおすすめします。

根幹治療には信頼関係が重要

2017年11月13日

虫歯が進行した結果や、虫歯治療のあとなどに、根幹に細菌が感染して炎症を起こした状態を治療する行為を、「感染根管治療」と呼びます。
「感染根管治療」では、根管内をきれいに洗浄し、薬剤を充填して再感染を防ぐ治療を行います。
しかし、根幹は人により、歯によってまったく違っており、目で見えないような細い管が張り巡らされていることもあります。
そのため、その治療は非常に困難で、正しい診断を下すだけでも、時間がかかってしまうことが少なくありません。
特に、耐えられない痛みを伴うほど悪化してしまったあとでは、炎症の範囲も広く、治療箇所も多くなることから、余計に時間がかかってしまうのです。
そのため、患者様の中には、不安を覚えて歯医者を変えてしまう人も少なからず存在します。
もちろん、それで良い結果となる場合もありますが、多くの場合、診断からやり直すことになりますので、余計に時間がかかり、痛みを長引かせることになるのです。
歯科医にも「説明不足」という問題があるかもしれません。しかし、まずは歯科医を信用していただき、協力して根管治療に当たることをおすすめします。
それが、早めの治療につながることが往々にして良くあるのです。

一般歯科でも根管治療できる?

2017年11月10日

一般歯科というのは、一般的に多くの方が想像する歯医者さんです。
そんな一般歯科でも、根管治療は可能です。
一般の歯医者さんのイメージでは、歯科検診や虫歯治療、歯磨きの指導を行うのがほとんどでしょう。
しかし、もちろん、歯科医師ですので、歯科全般の知識は持っています。そのため、矯正治療や根管治療なども行えるのです。
ただし、一般歯科を謳っている歯科医院では、一般歯科で使用する設備しかないのが普通です。
そのため、目に見えない根幹を見逃してしまったり、うまく治療箇所を隔離できずに感染してしまったりすることもあります。
もちろん、根管治療は、歯科医師の経験と技能によるところも大きいため、慣れない治療でうまくいかないこともあるでしょう。
初期診断の段階では、一般歯科は非常に重要な位置を占めており、なくてはならないものです。しかし、実際に専門的な治療となると、設備や技能を待った歯科医師にバトンタッチする方が、より早く確実に治療することができる場合が多いのです。
そのため、一般歯科の中には、積極的に専門医や大きな病院を紹介するところも少なくありません。
もし、通常の虫歯治療を超える治療が必要になった場合は、1度、専門医を受診することをおすすめします。

良い口内環境とは?

2017年11月7日

虫歯や歯周病を防ぐには、歯磨きが重要です。特に、歯と歯の間や歯と歯茎の間にできる歯垢(プラーク)の除去がもっとも重要と言えるでしょう。
そして、この日々のブラッシングによって、虫歯や歯周病を防ぐということは、口内環境を整えているとも言えます。
生まれたばかりの赤ん坊の口は、ほぼ無菌状態です。しかし、成人の口内には、1,000億から2,000億個もの細菌が棲んでいると言われています。
この数に驚く人も少なくないかもしれませんが、この数は、毎日正しい歯磨きを行っている健康な人の口内細菌の数です。そうではなく、多くの人は、この倍以上の細菌を口の中に持っているということになります。
問題は、これらの細菌の種類であり、その比率です。そして、その比率こそが口内環境の要なのです。
健康な人は、この細菌の中の善玉菌と悪玉菌の割合が「9対1」と言われています。しかし、歯磨きを怠ることで、その比率は簡単に崩れ、虫歯の原因菌であるミュータンス菌やラクトバチルス菌、その他の歯周病原因菌が優勢になってしまうのです。
本当に、たった1日歯磨きを怠るだけで、このバランスは乱れてしまいます。
毎日きちんと歯磨きをして、忘れずに口内環境を整えましょう。

虫歯の進行

2017年11月4日

小学生の頃、歯科検診を受けたことがある人は多いと思います。
その時、検診をしている歯科医が、口内を調べながら「右上3番、C1」「左下6番、C2」などと言っているのを不思議に思ったことがある人もいるでしょう。
これは、前半は歯の位置、後半は虫歯の進行状況を表しています。歯の位置は、前歯を1として、奥に行くほど数字が大きくなります。(乳歯の場合は、A、B、Cと表します)
そして、Cの後の数字は大きくなると虫歯がより進行しているということです。
つまり、これらのことを言われた人には、虫歯があるということになりますので、歯科医師での診断と治療を行わなければいけません。
ただ、進行しているといっても、どれだけ進行しているのか、具体的に説明してもらっていない人もいると思いますので、「虫歯の進行状況」の表し方と状況について、説明しましょう。
虫歯の進行状況は、次のように表現されます。
・C1
虫歯の初期段階で、歯の表面のエナメル質に穴が空いているだけです。自覚症状がないのが一般的で、この段階であれば、痛みなく治療できます。
・C2
エナメル質の奥にある象牙質まで浸食されており、熱いものや冷たいものが歯にしみるようになっています。早急に治療を受けることをおすすめします。
・C3
虫歯が神経まで達しており、激しい痛みがあります。この段階になって初めて歯科へ来院される方が多いですが、この段階になると痛みを伴わない治療は困難です。
・C4
虫歯が歯の根まで進行しており、末期的な状況です。一般歯科では、ほとんどの場合歯を抜くことになり、再発の懸念もあります。根幹歯科専門医を受診しましょう。
虫歯は、他の病気以上に、早期発見すれば楽に治ります。Cという指摘を受けたら、すぐに歯科医を受診しましょう。

歯周病はうつるか?

2017年11月1日

歯周病はうつる病気ではありません。
もちろん、親から子供に口内細菌がうつることはありますが、それが「歯周病がうつる」ことにはあたりません。なぜなら、歯周病はというのは、特別な細菌が発症させる病気ではなく、普段から口内に存在している細菌が増えたために起こる病気だからです。
つまり、健康なときには特に何もしない細菌たちが、歯ブラシをしなかったりなどして増殖できる条件が整った結果なのです。
増殖した細菌たちは歯垢(プラーク)を形成し、唾液やうがい程度では洗い流せなくなってしまいますので、その場に長く留まることになります。
そうなると、それらの細菌たちは増殖を続け、細菌が生成する物質によって、歯茎が炎症を起こすのです。
そのため、歯磨きをきちんとしていれば、歯周病になることはありません。プラークさえできなければ、細菌が多少増えたところで唾液が洗い流して殺菌してくれます。
だからこそ、歯周病は感染予防ではなく、ブラッシングによって予防するわけです。
ただし、口内の隅々までブラッシングするのは、簡単ではありません。本人は十分に磨いているつもりでも、どうしても磨き残しができてしまうものです。
そのため、歯科医師や歯科衛生士などに確認してもらい、各人に合ったブラッシングの方法を指導してもらうことをおすすめします。
そのうえで、デンタルフロスや歯間ブラシなども使えば、歯周病は怖くありません。

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