歯周病を起こしやすい条件とは4
2017年2月1日
生活習慣病
厚生労働省は、生活習慣病を「食習慣、運動週間、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」と定義しており、この定義に入る疾患として2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)、肥満、高脂血症、高尿酸血症、慢性気管支炎、アルコール性肝障害などといった、かつては成人病とされていた疾患の多くが含まれています。
歯科の領域では、唯一、歯周病が生活習慣病として指定されています。現代は、調理された軟らかい食べ物が食生活の主体であり、歯垢の形成を生じやすいばかりでなく、歯周病を促進するような喫煙やアルコール摂取、ブラッシング習慣の問題などもあります。
歯周病は、生活習慣に起因して発症する疾患ですが、プラークの除去一つをとっても歯科医師が、毎日みなさんのそばで「さあブラッシングしましょう」と指導するわけにはいきません。そこでみなさん自身が自覚を持って、日々の生活習慣を変えていく努力が予防や治療につながることになります。