かみ合わせを治して歯周病のリスクを減らす
2016年11月11日
噛み合わせの異常は、歯周病を引き起こしたり、歯周病は悪化させる大きな原因になることがあります。歯周病、とくに歯周炎の予防・治療には、正しい噛み合わせを維持することも大切になってきます。
では、正しい噛み合わせとは、どんな状態を云うのでしょうか。
私たちの歯は、上下の歯の山と谷がしっかり噛み合うことで機能しています。正しい噛み合わせの基本は、静かに歯を噛み合わせていったときに、上下の歯が同時に触れ合い、噛み合う位置が安定していることです。そして、そこから無理なく左右に顎を動かすことができれば、大きな問題はありません。
問題となるのは、噛み合う位置が安定しない、歯がすべて同時に噛み合わない、噛み合うときに歯がぶつかる。奥歯に力が入らず、どこで噛んで良いのかわからない、耳のそばの関節(顎関節)に異常を感じる場合などです。
ただ、理想的なかみ合わせを追求すると、何百もの条件を挙げる学者もおり、現実にはすべての条件を完璧に満たす歯並びの持ち主はほとんどいないといわれています。つまり、程度の差はあれ、ヒトはだれしもかみ合わせに何らかの不具合を抱えているのが現状ということです。
そこで、噛み合わせが気になる場合は、歯科医とよく相談して歯周病の有無やリスク、肩こりや頭痛など全身の症状などを考え合わせて治療の必要性を検討します。
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