若い女性に急増!あごの不調は生活習慣が原因2
2016年7月13日
顎関節の調子が悪くなる原因は、大きく次の3つに分かれます。
1.あごの使い方が悪くてなった場合
食事のとき、正面を向かずに、いつも横のテレビを見ながら食べる習慣があったり、かむ回数が異常に少ない早食い、スルメやフランスパンなど硬いものを食べ過ぎて、首とあごの筋肉に負担をかけている人などがそうです。
2.慢性の肩こりや腰痛など、体の不調があごに影響を与えている場合
脊椎変形症など腰痛の原因となる骨格の問題を持っている人、ストレスによる緊張感から肩や首がつねにこっている人、急に高さのある枕を使い始めたり、布団に寝ていたのにベッドに替えたために筋肉のバランスが悪くなった人などがこれに当たります。
3.口の中に変化が起きて、あごの使い方が変わった場合
虫歯や歯周病のある歯を避けて、健康な歯だけでかんだり、歯を抜けたまま放置していると顎関節症になる場合があります。歯科治療で入れた被せ物や人工の歯が合わずに、かむ場所が変わって、あごに負担がかかって症状が出る人もいます。
顎関節症を治すには、思いあたる原因を解消することが第一です。
口の中に虫歯などがありそうな方は、まず歯科医院で確認してもらいましょう。
さらに、生活改善を心がけてください。食べるときは、背筋を伸ばし、胸をはったよい姿勢で、正面を向いて食べましょう。足は組まずに、両足をしっかりと床につけましょう。足を組むクセがあると、腰から首の筋肉がねじれて背骨も曲がり、全身の筋肉のバランスがくずれます。顎関節にも悪影響が出てきます。平日と週末の生活スタイルが大きく変わる人は、できるだけ毎日同じ時刻に起きて、生活スタイルを一定に保つようにします。また、デスクワークの人は、通勤時に1駅歩くなど、適度な全身運動を取り入れる努力をしたいものです。その際は、「ハイヒールでちょこちょこ歩いても効果はありません。全身の筋肉バランスを整えるには、手を振りながら大股で歩く必要があります。」こんな毎日の心がけが、あごの不調を解消します。
一壺歯科医院
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