インプラントも歯周病になる?
2016年4月27日
歯周病は30代以降の8割以上がかかっていると言われているほど、もっとも多くの人がかかっている国民病の一つです。そして、歯を失った時に入れるインプラントは人工物なので病気にかかることはないと思われがちですが、じつはインプラントも歯周病にかかります。
インプラントは、歯を補う治療として非常に優れた治療方法であり、天然の歯に近い噛み心地と機能を回復することができる唯一の手段です。たしかにインプラントは、虫歯にはかかりません。天然歯と違って、どんなに手入れを怠っても虫歯になってインプラントがダメになる、ということはありません。
しかし、インプラントは歯周病にはかかります。しかも構造上の欠点により、天然歯よりも歯周病にかかりやすく、非常に病状が進行しやすいのです。特に、歯周病は感染症であるため、他の歯で歯周病にかかっている歯がある場合は特に注意が必要です。歯周病菌が感染してインプラントがダメになってしまう危険性があるからです。
そのため、インプラントは治療の前後に徹底した歯周病の治療とメインテナンスが必要です。インプラントは入れてしまってハイ終わり、というわけにはいかないのです。インプラントをお考えの方は、そのことをよく覚えておきましょう。
一壺歯科医院
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