親知らずは移植できる?
2016年4月15日
親知らずは抜かなければならないと思っている人もいるのではないでしょうか?しかし、親知らずがあるからといっても全ての場合で抜いた方が良い、というわけではありません。その理由の一つに、親知らずは移植することができる、ということが挙げられます。
親知らずがまっすぐきれいに生えていて虫歯もない場合、他の歯がダメになった場合にその歯を抜いて、親知らずをその部分に移植することが可能です。またこの、親知らずを他の部位に移植する方法は保険診療が適用されています。ただその場合、抜歯をした同日に親知らずも抜いて移植する必要があります。
親知らずを移植するメリットとしては次のようなことが挙げられます。
・ブリッジのように他の健康な歯を削ったりする必要がない
・入れ歯のように違和感がない
・歯根膜が残っているため、噛み心地が自然
・保険適用のため、安価で行うことができる
ただし、親知らずは一塊できれいに抜ける状態のものに限られます。また、親知らずは一度抜かれるため、神経は根元で切断されて中の神経は壊死してしまいますので、神経は取り除く必要があります。また、移植して一生持つわけではなく、一般的にインプラントをした場合に比べると、移植した歯の寿命は短いというデメリットがありますが、使っていない親知らずが生かせるなら試してみる価値は十分あると言えるでしょう。
一壺歯科医院
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