更年期障害で歯が悪くなることも
2015年9月23日
更年期障害というと、急に顔などがカーッと火照るホットフラッシュや慢性的な肩こり、頭痛、めまい、イライラなどがよく知られています。女性の場合閉経するあたりの年齢(40-50歳前後)を更年期と呼び、全体の2、3割の人にこういった更年期障害が現れると言われています。
この更年期障害ですが、実は「歯が悪くなる」という現象も起こすことがわかっています。女性の場合、閉経が近づくと女性ホルモン一種であるエストロゲンが激減します。エストロゲンが減少すると、唾液の分泌が落ち、お口の中の自浄作用が悪くなってしまいます。そうすると、お口の中の細菌が増殖することになり、虫歯や歯周病を発症したり悪化しやすくなります。
また、更年期には骨の密度が低下してしまう「骨粗鬆症」にもかかりやすくなります。骨が弱く、スカスカになりますので、歯周病を発症している場合、歯を支えている骨がどんどんなくなってしまいます。
女性は一生を通じてホルモンの変化により、男性に比べお口の中の環境の変化が起こりやすいものです。普段からお口のケアに気を配り、定期的に歯科で検診、メインテナンスを受けて歯や歯ぐきの健康を保っていきましょう。
当院では患者さま一人一人に合わせたケアを行っております。何でもお気軽にご相談ください。
一壺歯科医院
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