2015年9月7日
歯茎の色が悪くなって気になっている方もいらっしゃるでしょう。歯茎の色が悪くなる原因はいくつかあります。代表的なものをあげてみます。
1メラニン色素
肌の色が人それぞれであるように、歯茎の色もメラニン色素が多いか少ないかによって色が変わってきます。メラニン色素の多い人は歯茎が茶色っぽくなります。また、歯茎のメラニンはタバコによっても増減し、自分が吸っている場合はもちろんのこと、受動喫煙によっても増えることがわかっています。親が喫煙していると子供の歯茎が茶色っぽくなる傾向があります。
2歯周病
歯周病が進行してくると、歯茎の血流が悪くなり、赤黒い歯茎になります。
3タバコ
1で触れましたが、タバコを吸うとニコチンに対する防御反応、また、ビタミンCが破壊されることによりメラニン色素が増えて茶色っぽくなります。また、タバコから出される一酸化炭素によって歯茎が酸欠状態になり、さらにニコチンの作用によって血管が収縮し、血行が悪くなります。それにより、歯茎の色は紫色っぽくなってきます。
4メタルタトゥー
差し歯などの金属のイオンが唾液中に溶け出し、周圍の歯茎が黒ずんで入れ墨のようになることがあります。これをメタルタトゥーと呼びます。
歯茎の色を明るくする治療法もありますので、歯茎の色でお悩みの方は是非一度ご相談ください。
一壺歯科医院
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2015年9月4日
歯が悪くなる原因には何があるでしょうか?「甘いものの食べ過ぎ」「歯磨きをしない」などがまず思いつくことでしょう。しかし、ストレスによっても歯が悪くなることがあるのです。それは次のようなメカニズムが関係しています。
1唾液の分泌が落ちる
人間はストレスを感じると、自律神経の働きにより、交感神経が優位になります。交感神経とは興奮状態のときに働く神経ですが、それにより唾液の分泌が落ちてしまいます。唾液の分泌が落ちるとお口のなかの自浄作用がなくなりますので、口の中の細菌が増殖し、歯周病や虫歯のリスクが高まります。また、それにより口臭もひどくなります。
2食いしばりや歯軋りが起こる
ストレスがあると、眠っている間に食いしばりや歯軋りが起こりやすくなることがわかっています。またそれだけでなく、起きている間でも無意識に上下の歯を合わせて食いしばったり、歯をかちかち合わせてみたりするTCH(歯列接触癖)がおこりやすくなります。一日に上下の歯が触れ合うのは食事の時と会話の時のみ、というのが理想です。無駄に歯を合わせることによって、歯にとってはダメージが加わるものなのです。
現代人はストレスの多い中で生活しています。一日の中に小刻みにリラックスできる時間をもって、ストレス解消をはかりましょう。
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2015年9月2日
口臭に関するお悩みの相談を受けることがよくあります。口臭というのは人間関係を円滑に進める上で障害となりうるものです。が、しかし、自分ではよくわからないものです。かといって他人にも聞きづらいものですよね。なかには口臭はほとんどないのに、自分では口臭があると思い込み悩んでいる人もいます。そこで、自分でできる口臭のチェック法についてお話ししていきます。
■自分でできる口臭チェック法
1ビニール袋やコップに息を吐いて嗅いでみる
空気をハーッと吐いて一度閉じ込め、新鮮な空気を吸ってから袋やコップに溜めた空気の匂いを嗅いでみましょう。
2マスクをつけて匂いを嗅いでみる
マスクを鼻まで覆って、息を吐いて匂いを嗅いでみましょう。
3歯垢の匂いを嗅いでみる
歯磨き粉をつけずに歯ブラシで歯をこすってみる、またはデンタルフロスを通して歯垢の匂いを嗅いでみましょう。
4市販の口臭チェッカーを使ってみる
これは客観的に匂いをチェックすることができます。
口臭は、例えば朝起きたばかりなどは誰でも大なり小なり臭うものです。これは眠っている間に唾液が減少するためです。また、緊張していると唾液の分泌が落ちて臭いが強くなります。このように、健康なお口でも臭うことはありますので、「口が乾いているかな?」というときは積極的に水分を補給すると良いでしょう。
また、ひどい口臭の大部分は歯周病から来ています。歯周病を発症、進行させないためには歯科での定期的なクリーニングが欠かせません。口臭予防のためにもできれば3ヶ月に一度の検診、クリーニングを受けるようにしましょう。
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