予防歯科はお金がかかる?
2015年8月28日
予防歯科の重要性が近年特に叫ばれるようになってきました。予防歯科で大切なのは自宅でのプラークコントロールなどのセルフケアと歯科医院で定期的に行うプロケアを両方行っていくことですが、後者のプロケアを定期的に行っている人はまだそれほど多くはないようです。その理由として、「お金がかかるから」というのが多いようですが、果たしてそれは 長い目で見た場合どうなのでしょうか?
ある地方自治体の歯科医師会が調査を行ったところ、定期的に検診とメインテナンスを行って行った場合、48歳までは年間医療費が約2万円、平均を上回りますが、それ以降はだんだんと平均を下回っていき、65歳になった時点では定期検診を受けていない人よりも年間15万円も医療費が安くなるということが分かりました。
定期検診、メインテナンスを受けていると、虫歯や歯周病の予防になりますし、またどこか悪いところが出ても初期の段階で治すことができるため、結果的に治療費を安く済ますことができるのです。また、虫歯や歯周病は進行すると、それに関わる細菌や毒素が全身を回って全身の疾患をも引き起こすため、それが医療費を引き上げることに繋がっている可能性も高いでしょう。
お口の定期検診は全身の健康を守ることにも繋がっているのです。全身の健康はまずお口の健康から、ですね。当院では3ヶ月に一度の定期検診をお勧めしております。
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/0525preventive/