歯周病は遺伝するの?
2015年3月11日
歯周病は一種の感染症です。歯周病は歯周病原菌に感染することによって発症しますが、親が歯周病にかかっているからといってその子供が歯周病にかかるとは限りません。
一般的な成人性の歯周病は歯周病自体が遺伝するということはありません。
ですが、歯周病にかかりやすい要素は遺伝する可能性があります。具体的には、
・細菌感染しやすい免疫力に関する遺伝
・歯の形、歯並びなどに関する遺伝
・歯周病を引き起こす原因の一つ、糖尿病のかかりやすさ
これらは遺伝することがあります。また、同じ屋根の下に暮らしていると食生活や生活習慣が似通ったものになる可能性が高く、そのような要素によって歯周病のかかりやすさも似通ってしまうということはあり得ます。
また、親子で同じスプーンを共有するなどの行為も歯周病原菌を感染させる可能性があります。
稀なケースでは「若年性歯周炎(侵襲性歯周炎)」と呼ばれる、10~30代で発症し、進行が早く予防ができない特殊な歯周病もあり、これは遺伝的な要素があると言われています。
この歯周病は全人口の0.1%以下にみられると報告されています。
特殊な歯周病に関しては特別なケアが必要になりますが、一般的な歯周病は適切なプラークコントロールで予防が可能ですので、日頃のお手入れ、歯科医院でのメインテナンスが重要です。
当医院では患者さま一人一人に合ったメインテナンスをじっくり時間をかけて行っております。歯周病でお悩みの方は是非一度当医院にご相談ください。
一壺歯科医院
http://www.icco-d.com/0520periodontitis/