歯周病と口臭の関係性
2015年1月30日
口臭は人の印象を大きく左右します。いくらいい人であっても口臭が強い人は周りの人から知らず知らずのうちに避けられているものです。ですが、なかなか自分で気づくことができないところも口臭の厄介なところです。
口臭の原因は口の中から発生するものと体の不調から発生するものとがあります。また、口臭は健康な人でも朝起きた時などの唾液が減っている時は多少あるもので、これを生理的口臭と呼びます。対して、そうではない病的なものを病的口臭と呼びます。
実際病的口臭の90%以上が口からきていると言われています。
口の中が原因の口臭としては以下のものがあります。
・歯周病
・虫歯
・口の中が不潔である
・唾液が減少している
・舌苔
この中でも歯周病による口臭は大きな割合を占めており、成人のほとんどが罹っている歯周病であることを考えると、相当な数の人が強い口臭を放つ要素を抱えていると言えます。
歯周病になると、歯周病原菌が歯ぐきの組織を破壊していき、出血したりひどくなると膿を出してきます。
そしてその破壊された組織などのたんぱく質が分解されたものが口臭の原因となる物質を発生するのです。
その物質の臭いは硫黄化合物の臭い、つまり腐った卵のような臭いです。
でも、歯周病にかかっているからといってあきらめる必要はありません。きちんと歯周病の治療をして、プラークコントロールがしっかりとできていれば歯ぐきも健康になり、臭いもおのずと減っていきます。
当医院では歯と歯ぐきの健康をまもるお手伝いをさせていただいております。
口臭のお悩みなどもお気軽にご相談ください。
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