歯周病の急性発作とは?
2015年1月24日
歯周病は「静かなる病気」として知られている、普段は炎症が起こっていてもそれほど自覚症状のない病気です。それは歯周病が普段は慢性炎症の状態だからです。
これが、何らかの刺激が加わると急性の症状を起こし、大きな歯ぐきの腫れと共にに強烈な痛みを出してきます。
<急性発作をおこす原因>
1.体調不良
2.機械的・物理的刺激
3.過労・睡眠不足
1に関して
風邪をひいたり、または糖尿病などの持病があると免疫力が落ち、急性症状を出しやすくなります。
2に関して
ブラッシングや歯石取りなどの刺激で歯垢が歯周ポケットの奥に押し込まれたり、食べカスが歯周ポケットに押し込まれたりした場合です。
3に関して
過労や睡眠不足だと体力が落ちますので免疫力も落ち、細菌の攻撃力に対抗できなくなり、急性症状を起こしやすくなります。
<急性発作の症状>
1.強い痛み
2.歯ぐきの膿をもった大きな腫れ
3.噛むと痛い、または浮いた感じがして全体で噛もうとしてもその歯が先に当たってしまって痛く、食事に支障が出る
4.歯がグラグラする
歯周病の病状が進むと急性発作はより起こりやすくなります。
通常は中の膿が排出されることによって強い痛みや腫れは2~3日で治まりますが、これは歯周病が治ったということではありません。
原因は歯の周囲、また歯周ポケットの中に存在している歯周病原菌ですので、これをまずは歯周病の治療によって極力取り除いていかなければ同じことをその後もたびたび繰り返し、状況はさらに悪化していきます。
歯周病治療は定期的に行うことが大事です。
当医院では歯周病治療に特に力を入れております。
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