歯周病になりやすい食生活とは
2015年1月17日
歯周病は生活習慣病です。食事の仕方によって歯周病になりやすくなることがわかっています。
歯周病になりやすい食べ物としてはどのようなものがあるでしょうか?
次のものが挙げられます。
①あまり噛まなくても食べられるような軟らかいもの
②糖分の多いもの
つまり、歯垢を作りやすくするような食べ物ばかり食べていると歯周病になりやすくなるのです。
これはもちろん虫歯になりやすくなる食べ物とも共通していますので、このような食べ物を極力控えることで
歯周病・虫歯両方ともできにくい環境を作ることができるのです。
それでは①、②についての補足ですが、
①に関して
・軟らかい物と言うのは歯と歯の隙間に入りやすく、また歯にくっつく性質がある為、唾液によって
洗い流されにくい
・あまり噛まないで済むことにより、十分な量の唾液が分泌されず唾液の自浄作用が十分に発揮できない
②に関して
・お口の中の細菌は糖分を餌にして歯垢を作り出す為、甘いチョコレートやお菓子などはもちろんのこと、
でんぷん質を多く含む煎餅などをよく食べる場合も歯垢が溜まりやすい
ということが言えます。
後は、食べ方も歯垢のでき方には大きく関わっており
・間食をよくする人
・夜間によく甘い物を食べる人
なども歯周病が進みやすいです。
決して甘い物や軟らかい物を食べてはいけない訳ではありませんが、なるべくよく噛まないと食べられないような食物繊維も積極的に食事に取り入れるようにし、だらだらと食べる習慣を改善するとよろしいかと思います。
当医院では歯周病の予防・治療に特に力を入れております。
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