歯ぐきの出血は歯周病のサイン
2014年11月26日
歯ぐきから血が出る、という経験は誰もが経験したことがあると思います。
歯ぐきの出血は90%以上が歯周病によるものと言われています。
歯周病は歯肉炎と歯周炎に分けられます。
大まかにいうと、次のような特徴があります。
歯肉炎:炎症は歯ぐきだけに限局されており、10代~20代に多い。
歯周炎:炎症は歯ぐきだけにとどまらず、歯を支えている骨の破壊が見られる。
進行すると歯を失う原因となる。
30代以上に多い。
両者ともに最初に出てくる症状は「歯ぐきからの出血」です。
そもそも、歯周病はよっぽど酷くならなければ自覚症状を出さないSilent Disease
(静かなる病気)として知られており、自覚できる症状としては最初のうちは出血くらいしかありません。
食べた後、24時間たつと細菌によって歯垢(デンタルプラーク)が作られます。
歯磨きを怠っていたり、もしくはきちんと磨けてない部位があると、そこに歯垢が作られ
歯ぐきの炎症を引き起こすことで出血しやすくなるのです。
この出血は「今まさに病状が悪化していますよ」というサインであり、このサインをしっかりと
受け止め対処していかなければ後々取り返しのつかないことになってしまいます。
まずはよく出血する場所がないか注意してみましょう。
もしもなかなか出血が止まらないなどございましたら当院へご相談ください。
http://www.icco-d.com/0520periodontitis/