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根管治療の失敗 ~穿孔(パーフォレーション)について~

2014年9月23日

根管治療は、歯科の治療としては非常に一般的で、日常良く行われている治療ではありますが、実は、歯科医療の中で最も難易度が高い治療であるとも言われております。

それゆえ、根管治療の失敗により再治療、再々治療、最悪は抜歯になってしまう事も珍しくなく、現に、日本の保険制度で根管治療を行った歯の、2年後の保持率は50%以下とも言われております。

再治療、再々治療、もしくは抜歯になってしまう原因は、主に以下のものが挙げられます。

1、乱暴な治療により、歯の根っこの部分に穴をあけてしまった事。
2、虫歯菌に侵された部分がしっかりと取り除けていなかった事
3、薬剤のつめ方が不十分。根までしっかりと薬を詰めることが出来なかった事。

本日は、上記のうちの1、についてお話しいたします。

歯の根っこの部分に穴を開けてしまうことを穿孔(パーフォレーション)と言い、タービンなどで歯を削っている時や、リーマーやファイルと言った機器で根管治療を行っている際などに、誤って起こしてしまうケースが多いです。

この、「穴が開く」事自体にはそこまで問題はないのですが、その穴から根っこの外にバイ菌が行ってしまったり、歯周ポケットと繋がってしまったりすると、以下のような症状が現れ、再治療が困難になります。

●穴から外にバイ菌がいってしまった場合
 ⇒歯の根に病気が出来てしまった時と同じ症状
   叩くと響くように痛い、根の辺りを押すと痛い、脈に合わせてズキズキ痛む、持続的に痛む等

●歯周ポケットと繋がってしまった場合
 ⇒歯周病と同じ症状
   歯ぐきから血が出る、歯ぐきから膿が出る、歯ぐきが腫れる等

パーフォレーションが見つかったとき、多くの場合は抜歯宣告を受けてしまいますが、MTAという特殊なセメントを用いて穴を塞ぎ、神経を保護することによって、歯を残すことも可能になりました。

MTAは健康保険では使えない材料のため、自費治療となりますし、どこの歯科医院でもやっているわけではありませんが、ご自身の歯を残せる可能性があるのであれば非常に価値の高い治療法だと思いますので、一度、ご相談してみても良いかと思います。

当院では、MTAによる治療はもちろん、パーフォレーションがおこらないよう、マイクロスコープによる細部にこだわった精密な治療を提供しております。
http://www.icco-d.com/0528microscope/

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