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歯とアルツハイマー病

2013年7月4日

今日、中日新聞の朝刊に”アルツハイマー病マウス実験「歯失うと悪化」証明”という記事が掲載されていました。
歯を失うと、アルツハイマー病の症状が悪化することを、名古屋市立大学院研究科の道川誠教授らのグループがマウスを使った実験で発見したとのことです。
以前から歯がないとアルツハイマー病が進行しやすかったり悪化することは知られていましたが、医学的に確かめられたのは初めてです。道川教授は歯を失われるのを予防することで、アルツハイマー病の進行を遅らせるのは可能性があるとご指摘されています。
臨床では、片方でしか咬めない状況が長く続くと左右の筋肉のバランスが崩れて、遠く離れた足や腰に症状がでるようなことも経験します。
生活を楽しむためにも病気を予防するためにも歯はこれからますます重要となっていくのではないでしょうか。
                        名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

来客

2013年6月27日

今日、東京の歯科関係の出版社から副編集長が、当院がお付き合いしている歯科技工士の檜田さんのご紹介でご来院されました。お会いしていたのは1時間30分程だったかと思いますが、有意義なお話をお伺いすることができ時間が大変短く感じられました。
優しい方で、歯科について幅広いご見識があり、初めてお会いしたにもかかわらず以前から存じ上げていたように思えました。
また、檜田さんの良い理解者であり、檜田さんを中心とした本が今後、出版されるのではないかと思います。
その折には皆様にお知らせしたいと思います。

フッ化物の使用方法

2013年6月26日

ご家庭でフッ化物をどのように使用したら良いのでしょうか?
成人についてすこしご説明します。
ホームケアとしてはフッ化物配合歯磨剤を使用するのが良いでしょう。
歯磨剤に含まれるフッ素はフッ化ナトリウム(NaF)かモノフルオロリン酸ナトリウム(Na2PO3F,MFP)が一般的ですが、どちらもその効果に差はほとんどありません。
また、フッ素の濃度も問題となりますが1000ppmFくらいが良いと思いますが、ほとんどの歯磨剤にフッ素の濃度は記載されていません。しかし、成分表示にフッ素の記載があれば子供用を除いてだいたい900ppm〜1000ppmのフッ素が含有されていると考えて良いかと思います。
当院では歯科医院専売のライオンのチェックアップをお勧めしています。(この歯磨剤には薬用成分NaF950ppmFと記載されています)
フッ化物配合歯磨剤の使用する方法は、歯ブラシに2cm程度つけて歯面全体に広がるように2〜3分間磨きます。磨いた後は歯磨剤を吐き出し、1回だけ10〜15mlの水で5秒程度うがいをして、その後は1〜2時間程度は飲食を避けてフッ化物イオンが口腔環境に保持されるようにします。
また、フッ化物配合歯磨剤を用いた口腔清掃は1日2〜3回が望ましいと思います。
我が国ではフッ化物の全身的用法が導入されていませんので、フッ化物配合歯磨剤の使用が重要大切になります。
                       名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

根面カリエス

2013年6月24日

補綴や修復処置後のメンテナンスに於いて問題となることに根面カリエス(歯根面う蝕)があります。根面カリエスはその発生場所から修復処置に際して防湿処置や、象牙質への接着処理が十分に行いにくく、充填処置を行っても予後が不良となりがちで歯の保存を大きく左右してしまいます。
このような根面カリエスにならないようにするには、予防が最も重要で、その
予防法としては、各個人で行う口腔ケア(ブラッシング)、生活(シュガーコントロール食)などの改善も考えられますが、現在、最も効果が確実に現れる方法としてフッ化物の応用があります。
フッ化物の応用には全身的応用法と局所的応用法があり、全身応用法としては欧米で行われている水道水へのフッ化物添加やフッ化物錠剤の服用があります。しかし、これらの方法は国内で実施されていません。
また、局所応用法としては、フッ化物配合歯磨剤やフッ化物洗口剤、リン酸酸性フッ化ナトリウム(APF)ゲル、フッ化物バーニッシュなどがあり、市販されているものもあります。
成人や老年者に多い根面カリエスを予防して歯を守るために生涯にわたりフッ化物を応用することが望まれ、ライフステージに応じたフッ化物の選択が重要となります。
                       名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

“小さないのちの物語”

2013年6月22日

当院の患者さんで”いのちをバトンタッチする会”代表の鈴木中人さんが、4組の家族の”小さないのちの物語”のドキュメンタリー映画を製作されています。
いただいたパンフレットに掲載されている”映画づくりの思い”の一部をご紹介します。
“この映画は、4組の家族の「小さないのちの物語」を通じて、いのちの大切さ、家族の絆、生きる意味、本当に大切なことをみつめるドキュメンタリー映画です。
娘を小児がんで亡くして”いのちの授業”を語り続ける父親。体重326グラムで生まれて普通小学校に通う少女。小児がんと後遺症などを背負いながらも看護師になる夢を目指す女子大学生。重度脳性まひの一人娘を育て守り老舗料理店4代目女将として笑顔で働く母親。その家族が登場します。
そこには、誰もが向き合う人生の困難さがあります。正と死、病気、障害、子育て、進学、働く・・・。そして、その困難を乗り越えて、幸せになるための思いと感動が溢れています。
今、暗く悲しい出来事が続き、社会が揺れていると言われます。しかし、実は揺れているのは、社会ではなく自分の心ではないでしょうか?心を確かなものにするために、もう一度自分に問いかけてほしいのです。本当に大切なこととは、どう生きるかを。あなたの大切な人とともに・・・。
この映画を観終わったとき、「生きよう!きっと幸せになれるから」と感じていただけることを切に願っています。”

この映画の上映は、2013年9月21日(土)に鈴木中人さんの講演と共に行われます。
ご興味のある方は是非ご参加ください。
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想定外のカリエス

2013年6月18日

下顎の第1大臼歯の近心部にむし歯があり、治療する事になりました。(赤い点線内){002724-20130617[00](0)} - コピー.JPG
むし歯の部分を取り除いてみると、今まで詰まっていたコンポジットレジンの下に大きなむし歯が隠れていました。治療目的のむし歯よりもはるかに大きくて深くまでむし歯が進行していてビックリ。(赤い点線内)
健康な歯質は温存するため、むし歯の部分をカリエステスターとエキスカベーターを用いて慎重に取り除きました。
ハイブリッドコンポジットレジンを充填するときには、唾液が歯に触れ接着力が低下しないようにラバーダム防湿をして充填します。
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ハイブリットコンポジットレジンを充填しました。歯の表面の白濁した所がありますが、むし歯ではないため、そのままにしてあります。そのため、咬合面に白く濁った部分が少しみられます。
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このように、むし歯がないようでも、充填する前にむし歯を十分に取り除いておかないと、むし歯が進行してしまいます。充填がされているとレントゲンでもわかりにくい場合がありますので何か症状があったらご注意ください。
                       名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

歯内療法の13年後

2013年6月15日

今月、リコールに来られた患者さんの歯内療法を行った歯の13年後です。
左上1番(左上の真ん中の歯)に鈍痛があると来院されましたが、レントゲン写真を撮影すると左上1番の根尖に病巣が見られます。
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ラバーダム防湿の環境下で根管治療を行い、メタルコアで築造、その後メタルボンドで補綴処置をしました。
治療後は、何ら症状はなく、リコールに応じていただいています。今回、レントゲン撮影の時期にあたり同部位を撮影しましたが、大きかった根尖病巣はなくなり治癒しており、良い状態が保たれています。
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                      名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

フッ素セミナー

2013年5月31日

最新のフッ素事情を知りたくて、5月26日に行われた東京歯科大学の衛生学講座 眞木吉信教授によるフッ素セミナーに出席してきました。
フッ素化合物の種類、フッ素の毒性、海外や国内での使われ方、国内の歯科医院や家庭での使い方など、フッ素のベーシックとなることについて多岐にわたりご講演いただきました。
講演の内容につきましては後日、HPかこのブログでお知らせしたいと思います。
前日まで世界歯内療法会議に出席していましたので、とてもハードな4日間でしたが、とても有意義な日々でした。
                         名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

歯周病とアルツハイマー

2013年5月30日

今日、5月30日の地元紙、中日新聞に”歯周病がアルツハイマー病を悪化させることを、名古屋市立大と国立長寿医療センターのグループがマウスを用いた実験で明らかにした”と掲載されていました。メカニズムについてはまだ不明とされていましたが、歯周病の治療や予防によりアルツハイマー病の予防や進行抑止ができれば、こんなに良いことはありません。
また、5月16日の中日新聞には、治療で抜歯した歯の幹細胞を培養して、同じ人の抜髄した歯の中に注入して歯髄を再生させる国内初の臨床研究が開始され、その協力者を募集していることが掲載されていました。
この歯髄の再生が一般臨床で行えるようになれば、抜髄した後に起こる様々な問題を避ける事ができ、生活のクオリティーが上がるのではないでしょうか。
最近の歯に関する明るいニュースでした。
                        名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

世界歯内療法会議報告 3

2013年5月29日

25日は私が今回の会議で最も楽しみにしていた講演が行われる日です。
Shimon Friedman先生の特別講演”インプラント時代!?の再根管治療”とSeung-Jong Lee先生の特別講演”天然歯の再利用:歯の再植と自家移植”の2題です。
私は、根尖病巣のある歯の治療に際し、根管治療を行った方が良いのか、あるいは、抜歯してインプラントにした方が良いのか、いつも迷います。それに対する解答が得られないかとShimon Friedman先生の講演を拝聴しました。
最近の調査によれば、根尖病変のある歯の治療法として、再根管治療よりインプラント治療が選択される傾向にあり、これは、再根管治療の予後がインプラント治療より悪いという歯科医師の認識を反映していると説明されました。しかし、再根管治療の予後は、最新のエビデンスで良好であると支持されており、再根管治療が予後不良として抜歯をして、インプラントにするのは、むしろ患者さんにとって不利益になるとShimon Friedman先生は講演されました。
Seung-Jong Lee先生の講演ではインプラント治療の前に患者様自分の歯を有効に使いたい、といつも考えているのですが、これは正しいのか? これにたいする解答を得たいと拝聴しました。
Seung-Jong Lee先生は、最近行われている意図的抜歯や自家歯牙移植の成功率は80%以上あるといわれています。また、先生の大学での30年に及ぶ実績でも極めて予知性が高い治療法だと報告されていました。また、適応症や移植のテクニック、軟組織や硬組織のマネジメントについてご教授いただき、これからも可能な限り歯の再植や自家移植を行い、歯を保存していきたいと思います。
その他の講演では根管内の洗浄や根尖部のクラックなど明日からの診療に役立つ情報やテクニックを得る事できました。
 
                        名古屋 中区 栄 一壺歯科医院

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