過剰根充の経過 右下5番(第2小臼歯)
2015年11月27日
7年6ヶ月前に根管治療を行った歯の経過です。
疲労時に右下に鈍痛があるので来院されました。
レントゲン写真を撮影すると、右下5番(第2小臼歯)の根尖に病巣がみられました。
通常通り、ラバー防湿を行い根管治療を行いました。
根管充填時のレントゲン写真です。
大きな根尖病巣(点線で囲まれた部分)があります。
根尖部から少し根充材が出ていますが、今後どのように変化していくのでしょうか。
1年後のレントゲン写真です。
根尖病巣は半分ほどに小さくなりました。
治療後5年目の状態です。
根尖病巣は、ほとんどなくなっています。
根尖から出ている根充材が、かなり吸収されています。
根尖から出ている根充材の多くはガッタパーチャですが、ガッタパーチャは1年〜2年で吸収が始まり、7〜8年でレントゲン写真上では消失することが考えられます。
治療後7年6ヶ月の状態です。
新たな病巣は見られません。
根尖から出ていた根充材は吸収され消失しています。
現在、鈍痛はなく、以前に痛みがあったことを忘れていらっしゃいます。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院