“調整の少ないクラウンを目指して”
2014年11月4日
当院の技工を担当して頂いている東京 吉祥寺のアペックス 檜田健幸さんの原稿が、群馬県歯科技工士会発行の”群技かわら版”に掲載されました。
テーマは”調整の少ないクラウンを目指して”
口腔内にお入れする補綴物(冠など)を調整の少ないものにするにはどうしたらいいのか、檜田さんが日頃おこなっている方法が紹介されています。
“その1”の今回は模型作りがテーマです。
感染を防止するため歯科医院から届いた石膏模型や印象(型)の消毒方法について、また、補綴物を製作するために精密な作業模型を製作するにはどうしたらいいのか、檜田さんのノウハウがたくさん書かれています。
この原稿で無調整でセットできた例として、当院の症例が紹介されていました。
咬む所は青色でマークされ、歯ぎしりした時にあたるところは赤でマークされています。
赤と青が同じ位置にあることが良い状態となります。
赤だけの部分があると歯を揺さぶっていることになります。
歯は揺さぶられるのが苦手なため調整する必要があります。
クラウン装着4ヶ月後の写真ですが、装着時と同じ咬合(噛み合わせ)の状態をたもっています。
歯に負担となる赤だけの所はありません。
また、歯にあまり大きな力が加わらないように、咬む所の面積は小さくする必要がありますが適切な大きさになっています。
このようなことが可能なのは、精密な作業模型を使用して顎の動きを考慮した補綴物が作られているためです。
さすが檜田さん。
いつも非常に良い補綴物を製作して頂き、大変感謝しています。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院