17年目のリコール
2014年3月15日
1997年4月に右下5番の鈍痛があり来院された患者さんです。
レントゲン写真では6番、5番の根尖部に透過像があり、これが鈍痛の原因と思われます。
前医により、右下6番の遠心根と5番でブリッジが装着されましたが、”数年しかもたない”と言われたそうです。(理由についてはお聞きしていません)
5番は再根管治療をすれば保存可能と思われるため、根管治療のやり直しをしました。
(根管治療が不成功となっても歯根端切除がオプションの治療として考えられます。)
6番遠心根は7番が近心傾斜していて治療を行っても治療後、7番の近心のブラッシングが十分に行えないために、再び、う蝕になったり、歯周病になりやすいなど、補綴物を長期に使用することが困難だと判断して抜歯しました。根管治療後、5番と7番を支台にしてブリッジにしました。
17年目のリコール時の右下5番のレントゲン写真です。
根尖部の透過像はなくなり、治癒していることがうかがえます。
ブリッジに問題は生じていません。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院