意図的抜歯 (3)
2013年4月20日
歯の植立が安定したため根管治療を始める事にしました。
歯は歯槽骨から3mmの位置まで挺出できましたが、ラバーダム防湿をするには歯肉から出ている歯の高さが低く、唾液により感染する可能性があります。そのため、コンポジットレジンで隔壁を作りラバーダム防湿で感染防止がしやすい高さを確保しました。
根管の形態は樋状根(Cシェイプ)で根尖孔は2カ所あり難易度の高い根管治療となりましたが、根管を拡大し、薬剤で十分に洗浄して垂直加圧にて根管充填をしました。
根管口までガッタパーチャを充填して根管充填を終え、レントゲンで根管充填の状態を確認したところ、根尖からガッタパーチャ(根充材)が少量出ていましたが、問題はありません。
根管充填後、確認のためのレントゲン写真です。
歯根の周りにあったレントゲンの透過像は根尖部を除いてなくなっています。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院