意図的抜歯 (2)
2013年4月17日
むし歯の部分を取り除いた後、歯根表面を傷つけないよう慎重に抜歯し、歯が歯槽骨から3mm出た状態となるよう歯を戻しました。その時、歯の周りの歯肉もいっしょに整理させていただきました。
そのままだと歯が脱臼してしまうため前の歯と固定し、歯が安静になるようにします。
1ヶ月半程固定しましたが、食事の際は不自由だったと思います。
固定が終了し、固定装置を外した時には、歯はしっかりと植立していて、これから始まる根管治療にも十分耐えられる状況になりました。
治療前
歯牙挺出後の歯牙固定(グラスファイバーとスーパーボンドを使用)
歯は予定していた歯槽骨から3mmの位置に挺出させることができました。そのため、根尖部の透過像部が増しています。また、歯根周囲も透過像が増していますが時間とともに骨が添加されると思われます。
名古屋 中区 栄 一壺歯科医院