前歯のコンポジットレジン修復
2013年2月20日
前歯が欠けたため修復を希望されました。
セラミックで補綴することも検討しましたが歯を削る量が非常に多くなり、歯に与えるダメージが大きいためコンポジットレジンによる修復を選択しました。
以前、充填されているコンポジットレジンがあるため、それを除去すると1/3ほど歯がなくなってしまい、審美性が非常に要求される部位でもあるため難易度の高い修復処置となりました。
使用したコンポジットレジンはナノ・ハイブリットコンポジットレジンのKERR社プレミス、3M ESPE社 フィルテック シュープリームXTEを使用し、積層法により充填、歯の色が微妙に変化しているため6色のコンポジットレジンを使用して歯の色に調和するよう充填します。
充填が終わると次は研磨になります。歯の表面は平らな状態ではありませんので、その変化を再現しながら充填部の形態を調整し、最後に表面が滑沢になるように研磨します。
歯にあまりダメージを与えず、審美的にもご満足頂いたケースです。
治療前
治療後