コンポジットレジン充填の症例です
2013年2月2日
左下の第2大臼歯のインレー(金属の詰め物)が取れたため再治療になりました。
カリエス(むし歯)はなく、インレーをつけていたセメントが溶けたため取れたと思います。
残っているセメントを除去しながら新鮮な歯質を出すため、磨く程度に歯を削り、エナメル質を接着力アップのため酸で処理した後、接着剤を塗ります。
歯に唾液が触れると接着力が低下するため、ラバーダム防湿をして治療は行います。
充填はレイヤリングテクニック(マルチシェードテクニックとも積層充填ともいいます)により色の異なるコンポジットレジンを数層詰めて色と形を再現していきます。この症例の場合は3色を使用しました。使用するコンポジットレジンはナノフィラーコンポジットレジンで高い強度と耐久性そして自然な仕上がりが得られ、強い力のかかる臼歯部にも使用できます。
コンポレジン充填後は形態に注意しながら滑沢になるように研磨しました。
治療前
治療後