補綴治療でクラウンの素材は何が良いのでしょうか
2012年9月5日
私は白金加金が最善ではないかと思います。
補綴物は歯牙に適合していなければなりません。
誤差ゼロの補綴物を製作することは現代の技術ではできません。
しかし、白金加金を使用した場合は誤差を20~30ミクロンほどにおさえる高い精度で製作が可能だと思います。
また、セラミックはガラスのコップのように一部分がかけたり、割れたりすることがあります。
でも白金加金ではかけたり割れたりはせず、天然歯のように摩耗していきます。
噛み合わせについてはどうでしょうか。
白金加金では微調整が可能で調整後の研磨も十分にできますが、セラッミクではなかなかそうはいきません。
勿論、前歯や小臼歯など審美的に問題となる部位は使用できませんが、
審美的にあまり問題となりにくい大臼歯には積極的に使用したいと思います。