歯周病と非アルコール性脂肪肝
2012年4月6日
歯周病の原因菌が非アルコール性脂肪肝の発症に密接に関係していることを横浜市立大学医学部の中島淳教授らの研究グループが解明しました。
非アルコール性脂肪肝はメタボリックシンドロームの症状として患者さんが増加しており、非アルコール性脂肪肝の一部は非アルコール性脂肪肝炎になり、さらに症状が進むと肝硬変や肝がんになることがあります。
非アルコール性脂肪肝で歯周病の患者さんに歯石除去や薬による歯周治療をおこなったところ肝機能が大幅に改善しました。このことは、歯周病の治療が非アルコール性脂肪肝の治療につながったことになります。
全身の健康のためにもお口の健康管理には注意していただいた方がよさそうです。