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2011年8月23日

丁寧にコツコツと~基本に基づいた歯周病治療

歯周病治療歯周病はひどくなると歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。しかし早期発見・早期治療を行えば、大切な歯を守ることができます。

当院は、歯周病治療の基本に基づいた丁寧な治療を行っています。治療の基本は歯周病の原因となる汚れを丁寧に取り除いていくこと。丁寧なスケーリングとブラッシング指導で、一つひとつ問題を解消していきながら、歯肉の状態を改善していきます。

さらに、基本的な治療だけでは治療が難しいときは、口腔内の環境を改善するために外科的処置を行います。治療を受けた方の中には、重度の歯周病に悩み来院された患者さんもいて、2年間かけて治療を行った結果、歯周病を克服し、とても喜ばれています。

当院の歯周病治療

歯周病治療歯槽堤保存術
抜歯をすると治癒していく過程で抜歯したところの骨が萎縮して凹んでいきます。その後、歯を入れようとすると凹んだところが陰になり審美的に障害となったり、義歯が不安定になったりします。

このような事を防ぐために、抜歯と同時に抜歯でできた穴に骨移植材を入れ骨の萎縮を防ぐ処置をします。

歯槽提増大術
歯のないところの歯肉に凹みや裂け目があると審美的な障害となったりブラッシングがしにくくなったりします。このような状態を改善するために歯肉を移植したり、骨移植材を入れて改善します。
歯槽提増大術1_1
歯肉に裂開があり、審美的な問題で来院されました。

歯肉弁根尖側移動術 (APF)法
歯周病で深くなった歯周ポケットを除去する手術です。手術後は歯周ポケットが浅くなり、歯周病菌の繁殖を抑えることができます。また歯肉よりも深い場所にできたむし歯の治療にも有効です。

これまで重度の歯周病には有効な治療方法がありませんでした。最近ではエムドゲインを使用した歯周組織再生治療が行われるようになり、期待が高まっています。

歯周組織再生療法(エムドゲイン)
歯周組織再生療法の一つにエムドゲインを使用した治療法があります。

エムドゲインは歯周組織再生用材料で、幼若ブタの歯胚(歯と歯周組織を形成する細胞)から抽出・精製したたんぱく質で、子供の頃、歯が生えてくる時に重要な働きをするタンパク質の1種類です。

エムドゲインは細胞毒性、局所刺激性、口腔粘膜刺激性、発熱性物質など多くの試験で異常は認められず、生物学的に安全性が高い材料で、2008年5月現在、世界44ヵ国で使用されています。歯周外科手術で歯肉を切開し、歯根にエムドゲインゲルを塗り、歯周組織の再生を誘発させて健康な歯周組織を取り戻します。

歯周病とは?

歯周病とは?厚生労働省の調査によると、日本人の80%が歯周病に感染しているという調査報告があります。もはや国民病ともいえる歯周病は、歯周病菌が引き起こす病気です。

歯周病は、歯を支える歯槽骨がだんだんとなくなり、ついには歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。よく歯周病を家にたとえて説明することがあります。家は基礎がしっかりしていないと土台がぐらつき始め、ついには倒壊してしまいます。実は、歯周病もこれと同じことがいえるのです。

それでは歯周病のメカニズムはどうなっているのでしょうか?

歯に付着している歯垢が石灰化すると歯石となり、歯と歯肉の間に歯周ポケットという隙間ができます。ここに細菌などが溜まると炎症が起きます。さらに炎症が歯肉内部にまで広がると歯根膜や歯槽骨が破壊され、歯を支えきれなくなります。これを治療せずに放っておくと、歯の土台となる歯槽骨がなくなり、最終的に歯を失ってしまいます。

このように歯周病は恐ろしい病気ですが、早期発見・早期治療をすれば、大切な歯を守ることができます。そのためにも半年から1年に一度、定期健診を欠かさずに受けることが大切です。


歯周病の進行と治療方法

歯周病軽度歯周病
歯と歯肉の間の歯周ポケットに歯石やデンタルプラーク(歯垢)がたまり、細菌の繁殖により歯肉に炎症が起き、歯肉の腫れや出血などを伴います。

この段階であれば歯科衛生士によるブラッシング指導や、歯のクリーニングを数回おこなうことで、比較的短期間で回復できます。

●デンタルプラークってなに?
歯に付着している白色、あるいは黄色い層をいいます。デンタルプラークは食べ物のカスではなく、100%細菌の塊で300~400種類の細菌が棲みついています。デンタルプラークは強く口をゆすいでもとれません。でも、歯ブラシの毛先があたれば簡単にとることができます。

歯周病中等度歯周病
口臭や出血がひどく、歯石の付着が目立ち、歯肉に炎症を起こしているのが確認できます。徐々に骨が後退しはじめ、歯周ポケットが深くなり、歯もぐらついてきます。

この段階での治療は、歯の表面に沿って歯肉溝の奥に付着した歯石を取っていきます。痛みを感じるときは麻酔をして行います。除石を数回行い、歯肉の状態が改善された後に検査を行います。

歯周病重度歯周病
さらに進行した状態で、歯肉は化膿して腫れています。骨の破壊がかなり進み、歯肉も後退し、歯のぐらつきが大きくなっています。

重度の場合、非外科処置では対応できない部位があれば歯周外科で対応します。それでも保存不可能な場合は、残念ながら抜歯となります。


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