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私の顕微鏡遍歴

マイクロスコープ私は、歯科診療は直視(目で確認しながら診療を行う)が基本だ、との思いから開業時よりNikon社製の10倍の実態顕微鏡を使用してきました。
この実態顕微鏡で印象採得時には印象が不明瞭になっていないか、印象に気泡が入っていないかを精査し、印象に不備が見つかると患者さんにご無理を言って再印象をお願いしました。補綴物が出来上がってくると実態顕微鏡で適合状態をチェック、不適合な部分が見つかると修正、修正が困難な場合は歯科技工士に再製をお願いします。これにより質の高い補綴治療をご提供できたと確信しています。
この実態顕微鏡は今も診療室で現役として活躍しています。

その後更に診療の質を上げるためにルーペを使用するようになりました。初代はSurgiTel社製で3倍のルーペ。実態顕微鏡に比べれば低倍率ですが診療全般に威力を発揮してくれました。裸眼で見ると同じ様でもルーペを介して見ると違いがわかります。微妙な調整、修正が可能となりました。
ルーペになれてくると更に明瞭に見たくなりCarl Zeiss社製ルーペに変更。同じ倍率にもかかわらず非常に明るく見え、また少し大きく見えるように感じ驚きました。しかしこのCarl Zeiss社製ルーペは、重いため首に負担がかかり診療が終わる頃には首が痛くなります。これはいけないと三代目にSurgiTel社製の軽いタイプのルーペを導入し現在も愛用しています。

私の顕微鏡遍歴道具に完璧なものはないと思いますがルーペもそのようです。ルーペは倍率が固定されているため更に詳しく見たい時には倍率の高い別のルーペに変えなければなりません。それでは非常に使い勝手が悪くなります。また、細い管の中を見ようとするとたとえルーペにライトを付けても暗くて中を見ることができません。これらの問題を解決するためにCarl Zeiss社製のマイクロスコープOPMI picoを導入しました。倍率は3.4x/ 5.1x/ 8.2x/ 13.6x/ 21.3xに変えることが出来、ハロゲンライトが見たい所を常に照らし、細い管の中も明るく照らしてくれます。

このマイクロスコープが最も威力を発揮するのは根管治療の分野ではないでしょうか。
また、歯周外科手術や補綴など多くの分野でも高倍率での直視が可能になり、さらに質の高い治療をみなさまにご提供できるものと確信しています。


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