診療時間
09:00 ~ 13:00 / / /
14:00 ~ 16:00 / / / /
  • 休診日:日・月・祝

電話でのご予約

052-955-8211

〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-7-14 ATビル2F

WEB予約 24時間受付中
キービジュアル

抜歯が必要と言われた ~歯根破折について~

2014年9月17日

「歯の根っこが割れてしまっているから抜歯が必要です。」
歯科医にそう言われて、やむなく抜歯をした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
根っこが割れた状態の事を「歯根破折(しこんはせつ)」といい、歯の根の部分にヒビが入り、割れてしまった状態を言います。
歯根破折の原因さまざまですが、良く見かけるのは、過去の治療で神経を取ってしまったために、歯に栄養が行き渡らなくなってしまい、枯れ木と同様に歯質がもろくなり、割れてしまうケースです。
歯根破折が発生すると、その割れた部分から細菌が入り、炎症が起きてしまうため、その部分の歯槽骨という歯を支えている顎の骨まで溶けてしまいますので、従来の歯科医院では、歯根破折してしまった歯は抜歯するというケースがほとんどでした。
ですが最近では、性能の良い接着材が開発されたこと、またマイクロスコープによる精密な作業が出来るようになったことにより、一部の破折歯の保存が可能となりました。
歯根破折した歯の治療法は大きく分けて2通りあります。
1、口腔内接着法
マイクロスコープで確認して初めて見つかるような、細かなヒビや割れの場合に行います。
割れた部分には細菌が侵入していることが予想されるため、その部分を小さな超音波器具で削り取ってキレイに洗浄し、強力な最新の接着剤を流して修復します。
細い根管の中のヒビや割れの治療のため、マイクロスコープを使用して行うことになりますが、抜歯の必要もなく、歯周組織に与える損傷がほとんどないため、患者さんの負担が少なくて済みます。
2、口腔外接着法
歯根破折に気付かずに、長期間放置されてヒビが全体に及んだ場合や、複雑に割れてしまった場合にはこちらの口腔外接着法という方法を用います。
破損した歯を一度抜歯し、口の外に取り出した後に炎症のある部分や汚れた部分をキレイに取り除き、割れた部分を接着してから元の場所に戻す方法です。
ただし、この治療法はすべての破折した歯に行えるわけではなく、奥歯などの歯の根っこが2本や3本に分かれている場合は適用できない場合があります。
上記の治療を行っても、残念ながら抜歯しなければいけない場合もありますが、歯の根が割れてしまったからと言って初めから諦めて抜歯してしまうより、可能性があるのなら、ご自身の歯を残す治療を選択する価値はあると思います。
当院の接着治療の事例はこちら
http://www.icco-d.com/05reason/0526tooth-transplantation/post_59.html

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

  • WEB予約

電話での問い合わせ

052-955-8211

医院住所

〒460-0003
愛知県名古屋市中区錦3-7-14 ATビル2F

pagetop